家系図の作り方 (2)戸籍の特徴について

家系図作成に戸籍を使用しますが、戸籍の特徴は以下の通りです。

①公的な記録であること
 戸籍は、届け出にもとづいて作られていますが、役所が保管しているので公的な記録といえます。

 


② 細かな情報がいっぱいあること
戸籍には、戸主・両親・氏名・生没年月日とその場所・届出人・養子・相続・婚姻の諸事項・妻子の名前や生年月日が書かれています。そして父母から祖父母、そして曽祖父母とたどれます。

 

③ 役所によって保存状況が違うこと
平成22年までは、除籍簿(全員がなくなって閉鎖された戸籍)は、保管期間が80年で、それを経過すると廃棄してもよいとされていました(それ以後
150年の保管が義務付けられました)。

 


役所によっては、早くから電算化を行い「データとして保存」しているところもありますが、電算化が遅れた役所では「80年経過」できっちりと廃棄しているところもあります。

 


よく「何世代前まで遡れますか?」と尋ねられますが、その回答が「実際に調査してみないとわかりません」と答えざるを得ないのは、このような理由からです。

 


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更新:2022年07月09日