家系図の基礎知識 【戸籍はどんなもの?】
家系図資料として、一番頼りになるのが、「戸籍」です。
なにしろ、役所で作られた「公文書」ですので、書かれている内容も出生・結婚・死亡等詳しいものです。
現代の戸籍の原型は「明治5年式(いわゆる壬申(じんしん)戸籍)」から始まりました。
その後、書式が少しずつ変わり「明治19年式」「明治31年式」「大正4年式」
「昭和23年式」さらに現在の「電算化された戸籍」につながります。
「壬申戸籍」は、残念ながら「身分」等が記載されていることから、プライバシー保護の観点から現在では封印されて、見ることができません。「氏神」や「菩提寺」も記載されています。
現在見ることができる一番古いのは、「明治19年式」の戸籍となります。明治の初期の戸籍ですので、江戸時代生まれの方が多く記載されています。
過去の当社の実績からは、約90%の方は、江戸時代のご先祖様が判明しています。残り10%は空襲・関東大震災・役所の火災などで焼失した場合です。
ちなみに戸籍の制度があるのは、日本と中国だけです(韓国にも戸籍制度がありましたが2008年に廃止されました。)
家系図で取得した戸籍は、相続にも利用できますので大切に保管しましょう。
更新:2023年12月21日