家系図作成 大和綴じについて
大和綴じは、元々江戸時代に手紙や文書の束を「紙縒り」という細い紙のひもで綴じたものが原型となっています。この綴じ方は、明治時代に西洋の本が日本に紹介されたことで、さらに発展しました。西洋の本の表紙のデザインを模倣し、日本独自の方法で作り上げたのが現在の大和綴じです。
この綴じ方では、固い厚紙を使用し、その上に西陣織などの美術織物を貼り付けます。背の部分には平のみで穴をあけ、その穴に平紐や丸紐を通して結び綴じます。このため、大和綴じは高貴綴じと比較すると、やや開きにくいという特徴があります。しかし、表紙が西洋本のようにしっかりとしている点が魅力です。
大和綴じは、その保存性の高さと豪華な見た目で知られています。長期間の保存が可能で、内容物を守るために桐箱に入れて保管されることが一般的です。このため、古文書や重要な書類の保存に適しており、美術品としても価値が高いとされています。日本の伝統的な製本技術の一つであり、歴史的な価値と美しさを兼ね備えた大和綴じは、多くの人々に愛されています。
家系図株式会社では、大和綴じ家系図は桐箱保管を行っております。
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更新:2024年07月12日