家系図作成 大和綴じの表紙(3)家系図作成 霊糸樺色大橙金襴緞子家系図

大橙金襴家系図

 

霊糸樺色大橙金襴緞子(れいしかばいろだいとうきんらんどんす)

霊糸樺色大橙金襴緞子は、非常に貴重な織物で、その歴史やデザインには深い意味が込められています。まず、この金襴緞子を特に好んだのが、臨済宗大徳寺を開いた大橙国師、宗峰妙超という僧侶です。彼は、この文様を施した袈裟を日常的に身に着けており、その影響で、この織物は禅僧の間で高く評価されるようになりました。特に千利休が大徳寺で禅を修行したことが、後の茶人たちに影響を与え、この緞子は茶道の世界でも珍重されるようになりました。その結果、「大徳寺金襴(だいとくじきんらん)」という名前で広く知られるようになったのです。

文様の中には、上下に爪を持つ雲が描かれており、これを霊芝雲と呼びます。霊芝雲は、古来より不老長寿の象徴とされてきた霊芝という植物と、豊かな収穫をもたらす雲を表しており、永遠の豊かさと繁栄を象徴するものとして、大変尊ばれてきました。また、背景に用いられている茶色は「樺色(かばいろ)」と呼ばれ、この落ち着いた色合いが、文様の上品さを一層引き立てています。

この織物は、伝統的な技法で作られた金襴緞子であり、最高品質のベンベルグを使用しています。桐箱に入れて保管されており、その美しさと価値を長く保つことができます。このように、霊糸樺色大橙金襴緞子は、歴史、文化、技術が融合した逸品であり、持つ人にとって特別な存在となることでしょう。

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更新:2024年08月26日